RV用トイレ購入ガイド

最適なトイレを選ぶ

旅の快適さを左右するのはトイレだと言っても過言ではありません。そうは言っても、これだけ多くの技術や機能があふれている昨今、ご自身のキャンピングカー(RV車)に最適なトイレを見つけるのは容易ではありません。そこで皆さんの正しいキャンピングカー用のトイレ選びをお手伝いするためのガイドを用意しました。

ぴったりなトイレを見つけるための必見ポイント

車に積むトイレの数は?

大型のRVをお持ちで、トイレを複数積みたいとお考えの方には、2台目としてバキューム型またはマセレーター型のトイレをおすすめします。これらのトイレは汚物タンクのすぐ上に直接設置する必要はありません。代わりに、排水は下水管を通って最大15m(50フィート)離れた場所にあるタンクへ–ポンプで汲み上げることができるので、設置場所の選択肢が広がります。

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トイレのスペースに制限があるときにおすすめのトイレは?

トイレのスペースが限られていたり、いびつなレイアウトになるのは、キャンピングカーでは日常茶飯事です。この問題の解決策となることが多々ある3つの機能をご確認ください。

  1. 360度便座回転機能付きのカセット型トイレは非常に狭い空間でも自由に方向を変えられるのが強みです。
  2. 占有面積の小さい座面の低いタイプのトイレは狭い空間に配置できます。設置場所が高い場合でも、快適さを損ないません。
  3. コンパクトなペダル式水洗トイレが粉砕型や吸引型トイレにも登場したことから、小さなトイレでも重力水洗型のみに限定されることがなくなりました。
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年配の方、障がいをお持ちの方に便利なトイレは?

段差のある場所に設置するのでない限り、座面の低いタイプのトイレはおすすめしません。座面の高いトイレ(家庭用トイレと同じようなサイズ)の方が、腰掛けたり、立ち上がったりする動作を快適に行えます。また、フットペダル式の水洗スイッチもおすすめしません。従来の水洗ハンドルか壁にボタンが設置された電気式のトイレを選びましょう。

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旅行は長期間ですか?

遠隔地に長い期間滞在するなど、汚物タンクの汚物を頻繁に廃棄できない可能性があるときは、そうしたことも踏まえたトイレシステムについても考慮する必要があります。カセット式またはポータブルトイレを設置した車両でも予備の汚物タンクを(場合によっては複数)準備して、汚物タンクの収容量を増やすことができます。

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遠隔地にご旅行ですか?

水源や電源のない場所に長期間行くのであれば、カセット型トイレやポータブルトイレを用意しておくと良いでしょう。いずれのタイプも使用する場所を選ばず、電力に依存しません。ポータブル型の全モデルとカセット型の一部のモデルには独自の清水タンクが付いており、旅行前に満タンにしておきます。

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重大な疑問:異なるタイプのトイレとは?

キャンピングカー用トイレとして人気のある5タイプ

重力水洗型–従来からあるもっとも一般的なトイレ。RV車での使用歴も長く、多くの人に試されてきました。水洗方式はいたってシンプル。便器の汚物は直接その下にある大型の汚物タンクに落ちます。信頼性が高く、単純な構造が特長です。重力水洗型のトイレは、汚物タンク上に直接設置する必要があります。

 

粉砕水洗型–電動ブレードで汚物を粉砕して液状にしてから大型の汚物タンクに圧送します。この水洗技術ではトイレとトイレのタンクを離して配置することができます。粉砕することで、汚物タンクの内容物がより液状になります。これにより汚物の“堆積”が減り、タンクの内容物を簡単に、残さず放出できます。

 

吸引水洗型 –便器の汚物は強い吸引力で吸引容器と粉砕用バキュームポンプによって、汚物タンクへ圧送されます。粉砕水洗型のトイレと同様に、この水洗技術によってトイレとトイレのタンクを離して配置することができます。この仕組みにより、吸引型トイレは事実上、キャンピングカーのどこにでも設置可能となります。

 

カセット型–主に移動住宅やキャンピングカー向けに設計されたトイレテクノロジーで、便器が小型の取り外し可能な“カセット型”汚物タンクに固定されたコンパクトな形状です。水を流すと便器ボウルの内容物は直接汚物タンクに落ちます。汚物タンクがいっぱいになったら専用ドアからタンクを取り外し家庭用トイレか汚物処理専用施設に汚物を廃棄し、所定の位置に再度設置します。

 

ポータブル型–小型のキャンピングカーやキャンプのテントで人気。ポータブル型トイレは軽量のプラスチック製便器と小型の汚物タンクが一体になっています。汚物タンクがいっぱいになったら、便座と便器から下段の汚物タンクを取り外し、家庭用トイレか汚物処理専用施設に汚物を廃棄し、再度便器に取り付けます。

トイレからの悪臭を防ぐ手立ては?

一般的に、トイレの臭いの問題は、汚物タンクが重力水洗型便器のすぐ下にあることが主な原因と言えます。汚物タンクの開口部が便器に直結しているので、タンク内の悪臭がそのまま室内に流れ出てしまうためです。こうした悪臭はマセレーター型かバキューム型のトイレを設置することで解決できます。これら2つのタイプのトイレは汚物タンクと便器が直接つながっていないため、汚物タンクの臭いが気になりません。

マセレーター型またはバキューム型のトイレでも、トイレと汚物タンクをつなぐパイプからしみだしてくる若干の臭いは防ぐことができません(臭いがPVCパイプから染み出すことはありません)。そこで、汚水が汚物用タンクに正常に流れ込むようにすることで、洗浄後にも下水管を清潔に保つことができます。                                                       

重力水洗型トイレではボウルの中に滞留する水が、便器と汚物タンクの間で臭いを封じ込める役割を果たします。この極めて重要な役割を継続的に機能させるには、水と洗浄ボウル、またはバルブを清潔に保ち、滑らかに動くようにすることで、水が漏れたり、便器に逆流したりするのを防ぐことができます。この仕組みが効率よく作用しつづけるには、定期的なクリーニングが不可欠です。水に含まれるカルシウム分や汚物が蓄積してこのフタを劣化させ、臭いを抑える水の効果が薄れることがあります。 

カセット型や重力水洗式トイレの悪臭を防ぐには、これらのトイレシステム用に設計されたタンク用消臭剤の使用をおすすめします。タンク用消臭剤の働きを促し、悪臭を最小限に抑えるには、汚物タンクのベント(ガス抜き)も重要です。また、カセットトイレの汚物タンクは、厳密に言えば車内にある点にも注意しなければなりません。つまり、汚物タンクの処理やベントを適切に行わなければ、少しの臭いでもより気づきやすくなります。

あらゆるタイプのトイレにタンク用消臭剤などの専用ソリューションが用意されています。液体やドロップインパック型など形状はさまざまですが、いずれも消臭効果があります。

使用するエネルギーがもっとも少ない常設トイレは?

フットペダル式の重力水洗型トイレには電気の接続が不要のため、エネルギーの消費は一切ありません。 カセット型トイレと全陶器製重力水洗型トイレを含め、他のトイレではごくわずかな電力を使用します(電気の水洗バルブまたは水洗バルブモーターの作動時) 。フットペダル式水洗を使用した吸引式トイレも“低電力”ユニットと考えられます(吸引装置の使用電力はわずか6アンペア)。

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使用する水がもっとも少ない常設トイレは?

使用する水の量がもっとも少ないのはフットペダル式です。一方、電気式の水洗トイレは、使用する水の量が若干多く設定されています。しかし、ほんとんどの電気式水洗トイレには“通常”と“節水”の水洗オプションが用意されており、使用する水量を調節できます。

重力水洗型トイレは便器のボウル部分の汚物を洗浄するのにわずかな水しか使わないため、水の消費量をごく少量に抑えられます。バキューム型トイレの場合も吸引力で便器のボウル部分の汚物を取り除き、余分な水を使わずに排水管を清潔に保つので消費する水はごく少量です。

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もっとも静かなトイレは?

カセット型、ポータブル型、ペダル重力水洗式トイレにはモーターがないため、静音設計です。静かさを考慮したときのもうひとつのオプションはソフトクローズタイプの便座です。便座を閉じるときに起こりがちな大きな音を防ぎます。

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空にするのがもっとも簡単なトイレは?

重力水洗型のトイレでは汚物が汚物タンクに“堆積”し、洗い流すのが困難なこともあるため、マセレーター型やバキューム型のトイレの方が、汚物タンクから汚物を簡単かつ残らずすべて取り除くことができます。実際に、重力水洗型やカセット型トイレとは異なり、汚物を処理すればタンク内部はほぼ空の状態になるので、トイレットペーパーなどがたまりトイレが詰まったりするリスクはほとんどありません。

ヒント:汚物を処理する際の臭いが気になるときは、汚物を処理する直前にタンク用消臭剤を使用することで、消臭剤の効き目がもっともある状態で汚物を処理することができます。

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どのタイプの洗浄機構を選ぶべき?

1970年代後半から居住型RVのトイレではフットペダル式の水洗方式が広く普及してきました。しかし、最近ではリモートスイッチまたは電気で作動する洗浄ハンドルのいずれかを使用する電気洗浄モデルに人気が集まってきています。

電気洗浄スイッチ式のなかには“タンク満杯時に汚物タンクがあふれるのを防ぐためにトイレへの電力を遮断する”電気遮断オプションが備わっているものもあります。ほとんどのRV用トイレシステムは汚物タンクが満杯になったことがわかるようになっていますが(内蔵タンクモニターシステムか、または洗浄バルブが開いたときに便器の下を見るかのいずれか)、タンクがあふれるのを防止する機能はすべてのトイレに搭載されているわけではありません。

汚物があふれてしまったときの破損リスクを考慮すると、タンクが満杯のときに電気を遮断する機能付きの電気洗浄タイプは安心です。

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トイレの快適さを最大限にする手立ては?

多くの人が腰かけて、立ち上がるのにもっとも快適と感じるのは座面の高いタイプのトイレです。ハンドスプレーは必要に応じて便器に水を流せることから人気のオプションとなりました。シンプルに、プラスチック製の便座をエナメル加工の木製の便座に取り換えたり、ソフトクローズタイプへ取り換えたりするのもよく選ばれるアップグレードオプションです。 最後に、暗がりでトイレを使用するときには、リモート水洗ボタンは使い勝手も良いうえに、バックライトが点灯するので便利です。

しかし、スペース、重量、予算などに制約がなければ、座面の高い、全陶器製のバキューム型トイレとソフトクローズタイプの便座が最高のモデルと言えるでしょう。もっともパワフルな無臭水洗機能を備え、水や電気の消費が少なく、汚物を残らず吸引してくれます。だれもがうらやむトイレとなることでしょう。

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自宅のトイレを環境に優しいトイレシステムにする手立ては?

環境に配慮したタンク専用消臭剤、ドロップインパック、分解浄化剤を使用しましょう。また、トイレシステムには少量の水で洗浄できる節水タイプもあり、水を節約することもできます。重力水洗型、カセット型、ポータブル型トイレなど、電力を必要としないタイプは環境への配慮も万全です。

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